曽根華渓寺の福水
曽根華渓寺の福水は平成21年(2009年)6月に建てられた自噴井です。
地下149メートルから自噴している水は飲むことができ、毎日たくさんの方がいらっしゃいます。
私たちにとって水は命の源であり、なくてはならないものです。
大垣市は昔から「水の都」と言われ、華渓寺のある曽根町も水とは深いつながりがあります。
特に揖斐川の氾濫による水害には昔から何度となく悩まされてきました。
一方で、40年程前までは周辺の田んぼのあちこちから地下水が湧き出たり、曽根城公園の池にはきれいな水にしか生息できない天然記念物の「ハリヨ」などが泳いでいたりと、多くの恩恵も受けてきました。
その時々で良くも悪くも表情を変える自然の力に対していつまでも感謝と畏敬の念を忘れることなく暮らしていけることを願ってこの自噴井は作られました。
華渓寺の本尊様である「聖観世音菩薩」様と守護神である「辨才天」様のご加護のもと、全ての方に福が訪れることを祈って「曽根華渓寺の福水」と名付けさせて頂きました。
(画像 左:東屋全景 右:福水の噴出口)